26の先の幻日

作曲：ウエダユウコ　作詞：mato

 

 

一人で歩くには
広すぎるこの世界で
何処に立っているのかは
今はわからない

気づけば同じ道
同じ高度で進んでみたが
あの光との距離は
常に一定なんだ

同じ道の上でも
時間は流れる
光から逃げるように
この暗いトンネルを

今はただ歩くしかないけど
進むのを躊躇ってしまうのはきっと
この先の現実が少し 
怖いから

気づけば本当に
大切な場所になってたんだ
そんな事考えても
口にはしないけど

遠くに雨雲
いっそこのまま
弱い僕を思い出ごと
流してくれればいいのに

止まない雨はないんだってさ
始ればいつかは終わるだけ でも
止んだってまた雨は降るんだよ
何度も

昨日の涙と雨は
地表に落ちて蒸発
凝結 または 昇華 移流
昨日の雨雲 また土砂降り
流しきった涙も
また巡り巡っていくんだよ
終わるものなんて何も無い

僕一人じゃ何も出来はしないんだよ 

世界に一人だけみたい ねぇ
あと2つ進んだ先にもきっと 
もう一度

また雨は降る
また雨が降って